自己破産後とブラックリスト

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執筆者

佐藤元宣FP事務所

FP 佐藤 元宣

借金の悩みを抱えている人であれば、「ブラックリスト」という言葉を一度は耳にしたことがあると思います。

仮に借金解決の最後の方法である自己破産手続をした後は、このブラックリストに自身の情報が載ることになりますが、そもそもブラックリストに載るということはどのようなことで、どのような影響があるかご存知でしょうか?

本記事では、あまり多くのメディアで触れられることのないブラックリストに情報が載るまでの仕組みや流れについて解説し、ブラックリストに載る影響とその期間についてまで幅広く解説していきます。

そもそもブラックリストに載るとは

ブラックリストに載るということは、「請求されたお金をいつまでも支払わない」、「借りたお金を約束の日までに返済しない」などといった情報が、後述する国の指定信用情報機関へ報告されて登録されることを言います。

つまり、ブラックリストに載るということは、お金に対しての信用がないことを国に証明されているのと同じになります。

指定信用情報機関とは

平成28年7月現在におきまして、国(金融庁)が指定している指定信用情報機関は、株式会社シー・アイ・シー(CIC)と株式会社日本信用情報機構(JICC)の2社があります。

これらの指定信用情報機関は、金融機関などが融資希望者に対して返済できない程のお金を貸付しないようにするために「過剰貸付の防止」や融資希望者が将来において確実にお金を返済していけるかどうかを確認するために「返済能力の調査」などといった役割を担っています。

そして、これらの指定信用情報機関は金融庁が発している「事務ガイドライン」といったルールに則って、融資希望者の個人情報や信用情報をお互いに情報交流(FINE)することで、過剰貸付の防止や返済能力の確認に努めています。

ブラックリストとお金が借りられない仕組み

自己破産手続をするとブラックリストに載りますが、ここからはブラックリストとお金が借りられない仕組みについて解説していきます。ここでは、自己破産手続をして2年経過した人が、貸金業者に対して融資の申し込みをしたという前提で解説していきます。

貸金業者の返済能力調査

融資希望者から融資の申し込みがあった場合、貸金業者などは融資希望者がしっかりと返済能力を有しているかどうかを調査します。

この時、調査するための情報は、指定信用情報機関が保有している信用情報を使用しなければならないことになっています。一部、例外もありますが、本記事では割愛します。

指定信用情報機関の情報提供義務

指定信用情報機関は、貸金業者などから融資希望者の信用情報開示を求められた時は、この求めに応じなければならないことになっています。

つまり、貸金業者などが指定信用情報機関へ情報開示を求めることと指定信用情報機関が貸金業者等に対して信用情報開示を行うことは、どちらも「義務」になっていることがわかります。

信用情報開示をすることで信用情報が明確になる

融資希望者の信用情報は、指定信用情報機関からの情報開示によって貸金業者等はその内容を確認することになります。

その結果、自己破産手続が経過してから2年を経過した融資希望者の信用情報には、自己破産手続を行った履歴が残っていることになり、融資をしてもらえないという判断が下される流れとなります。

ブラックリストに載るとは、このように指定信用情報機関が保有している信用情報に自己破産手続など金融事故履歴が残っていることを指し、自己破産だけに限らず、債務整理手続、数か月に渡る借金の遅延や代金支払の遅延などさまざまな事があります。

ブラックリストに載る期間が決まっている

ブラックリストに載ることは、一生涯ではなく、金融事故の内容によって載る期間がおおよそ決まっています。

一般に借金整理手続である債務整理におきましても、実行した方法が任意整理特定調停個人再生自己破産によって期間が異なっています。

指定信用情報機関は、個人信用情報の内容を「3年間保存」することが法律で義務付けられておりますが、貸金業者や本人が情報開示する際に提供される書類には、「5年から10年間」履歴が残るとされています。

すべての金融機関や貸金業者にあてはまることではありませんが、指定信用情報機関が提供する履歴から金融事故歴が無くなった時、新たにお金を借りることができる1つのきっかけになるのは間違いありません。

まとめ

本記事では、自己破産後のブラックリストに情報が載るまでの仕組みや流れの他、ブラックリストに載る影響とその期間についてまで幅広く解説しました。

自己破産後にブラックリストに載ることは絶対に避けられませんが、普段の日常生活において辛い生活を強いられる訳ではありません。

手元にあるわずかなお金で生活をしていかなければならない厳しさがありますが、返せるあてのない借金の返済に毎日が苦しかった時に比べると、生きた心地がするのは間違いないでしょう。

自己破産後に働いたお金を取られることもありませんし、ブラックリストに載る弊害は、お金が一定期間借りられなくなる程度ですので、それ以外の特別な制限を受ける訳ではありません。

自己破産をして一時期ブラックリストに載っても、再度、やり直して成功した人がたくさんいることを決して忘れてはならないのです。

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