現役FPが教える正しい借金返済計画の立て方

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執筆者

佐藤元宣FP事務所

FP 佐藤 元宣

借金の返済計画をしっかりと立ててスムーズに借金を完済することができれば、それに越したことはありませんが、中々、思ったようにいかないのが現実だと思います。

現在、抱えている借金の種類にもよりますが、今、借金に苦しんでいる皆さまへ再確認していただきたいことがあります。

それは、「そもそも、なぜ、借金を抱えてしまうことになったのか」といった原因です。

本記事では、現在抱えている借金を無理なくスムーズに返済していくための方法について紹介していきますが、借金で苦しむことになった原因を確実に把握しておかなければ、後々、同じ過ちを繰り返してしまう可能性が極めて高くなります。

実際のところ、現在の借金の状況をはじめ、さまざまな基本情報を精査しなければ、1人に対して正しい借金の返済計画をお伝えするのが難しいのですが、本記事では、消費者金融や銀行を含めた複数の業者などからお金を借りている人が、借金の返済計画の相談にいらしてくれた前提で解説を進めていきたいと思います。

現在抱えている借金の総額と1ヶ月における返済金額の再確認

はじめに、現在抱えている借金の総額と1ヶ月における返済金額の再確認を行っています。

そもそもこれが分からなければ、正しい借金の返済計画を立てることはできないわけで、箇条書きや表など、「正確に再確認」することが大切です。

借入先 借入金額 1ヶ月の返済金額 残債
A社 500,000円 15,000円 400,000円
B社 400,000円 15,000円 300,000円
C社 300,000円 10,000円 200,000円
合計 1,200,000円 40,000円 900,000円

後述する1ヶ月における収入金額と支出金額の確認におきまして、現在の借金の状況をあてはめて返済計画を立てていく必要があるため、最優先で取り組むようにして下さい。

1ヶ月における収入金額と支出金額の確認

現在抱えている借金の総額と1ヶ月における返済金額の再確認を終えることができましたら、次は、1ヶ月における収入金額と支出金額の確認を行っていきます。

収入金額と支出金額を確認していく上での注意点として、「収入金額は必ず手取金額で確認する」ようにして下さい。

収入金額を手取金額とする理由は、実際に受け取った手取金額で1ヶ月の生活が成り立っているためであり、毎月の借金返済も手取金額から支出しているためです。

仮に総支給金額で計算をしてしまいますと正しい借金返済計画を立てることができませんので注意するように心掛けて下さい。

なお、個人事業主など自営業者の方の場合は、売上から経費を差し引いた1ヶ月の所得(利益)を手取額に置き換えて計算します。

この際、経費へ減価償却費などお金の支出を伴わない費用がある場合は、その金額を1ヶ月の所得(利益)に加算するようにして下さい。

支出金額は、1ヶ月にかかる生活費や家賃などをすべて合計した金額になります。

1ヶ月の支出金額を確実に把握しておくためには、家計簿を付けていることが望ましいのですが、家計簿がない場合は、借金の返済を含めて1ヶ月にお金が支出する内容を確実にまとめておくことが重要なポイントになります。

概算キャッシュフロー表を作成してお金の流れを確認する

現在の借金の状況を再度確認し、1ヶ月の収入金額(手取金額)と支出金額を確認しましたら、それらの数字から「概算キャッシュフロー表」を作成していきます。

パソコンに入っているエクセルなどの表計算ソフトを利用して作成してみると簡単かつ分かりやすくておすすめです。

※ クリックすると拡大して詳細が見れます。

1ヶ月の金額を月ごとにまとめて入力し、1年間のお金の流れを確認していきます。

上記の概算キャッシュフロー表は、実際に筆者のところへ借金の返済相談に来られた方のデータを改編したものになりますが、債務整理をしなくとも借金の解決をすることができた成功事例になります。

ポイントは、1ヶ月の収支がプラスの時とマイナスの時があるものの、資産合計が1年間を通じて増加し続けているところにあります。

つまり、借金は減りお金は増え続けるという理想の家計が構築されることが概算キャッシュフロー表から読み取ることができる訳です。

ちなみにこの方は、相談から2年後にすべての借金をご自身の努力と自主的な対策で完済されました。

こちらの内容につきましては、後程、もう少し詳しく紹介していきます。

一方、失敗事例も紹介しておいた方がより参考になると思われることから、上記概算キャッシュフロー表のBさんの収入がまったくないものとしてお金の流れを見ていきます。

※ クリックすると拡大して詳細が見れます。

1ヶ月の月間収支は、ほぼ毎月赤字になっていることが分かります。

毎月の赤字は、現在保有している貯金などから補填されることになりますが、資産合計も毎月減り続けている結果となり、最終的には貯蓄も底をついていることが概算キャッシュフロー表から確認することができます。

これが失敗事例であり、早急な改善策を行うことが求められます。

実際の改善策は、概算キャッシュフロー表の結果や相談者様の職業やその他の事情を考慮しながらケース・バイ・ケースで対策をご提案することとなりますが、この失敗例の場合ですと「Bさんの毎月収入の確保」、「支出全体の見直し」、「借入金の一本化」などが対策の選択肢とまずはあげられるでしょう。

仮にAさんが個人事業主や自営業者であるとするならば、売上をもう少し上げるための対策を取ることができないか検討する方法もあるでしょう。

借金の返済が成功する人と失敗している人の違い

これはあくまでも借金相談に応じた経験則から感じているものであり、筆者個人の主観によるものですが、借金の返済が成功する人と失敗している人の違いに「他人からの援助」があげられます。

ざっくり申し上げますと、現在抱えている借金を両親や親戚が代わりに返済して援助している場合は、そのほとんどがまた同じ失敗を繰り返している傾向にあります。

つまり、一度助けてもらった恩義やチャンスを活かせず、再度、借金を繰り返してしまう方が多いということです。

おそらく、また誰かに助けてもらえるだろうといった甘い気持ちや欲求を抑えられないちょっとした精神病である可能性も否めません。

一方、借金の返済が成功する人は、ご自身で辛い思いを経験されながらも最後まで抱えた借金を完済される傾向にあり、人の助けを受けていない人が多い印象を受けます。

今回、筆者が改編したデータの相談者様は、1ヶ月の支出の見直しを改善し実行しただけに留まらず、自動車を手離して維持費用を削減する対策を自主的に取られました。

お住まいが、地方であることから自動車が無ければ不便な中で思い切った決断であったため、特に印象に残っている相談者様でした。

筆者個人の主観とはいえ、借金の返済が成功する人と失敗している人の違いは明らかではないでしょうか。

時には手術が必要な場合もある

これまで紹介した方法をはじめ、さまざまな知識や経験を駆使しても時には手術が必要な場合もあります。

ここでいう手術とは、弁護士や認定司法書士による「債務整理」のことをいいます。

私たちが病気をした時に、病院で診察を受け、薬を処方されて済む程度が、FPへ借金相談して解決するのと同じイメージです。

逆にこのままでは命(家計)が危ない場合に大病院で手術をするのが、債務整理といったイメージです。

借金問題の解決は、私たちの身体と同じように、早期に行動し問題点を見つけることが重要です。時間に余裕がある人は、本記事を参考に借金返済計画を立ててみてはいかがでしょう

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